サンクメタル

このページでは、ロールコーターを提供する「サンクメタル」の製品詳細や事例、サービスの特徴を掲載しています。ロールコーターの導入・入れ替えを検討している方は、ご参考ください。

サンクメタルのロールコーター製品を紹介

顧客の多様な要望に対応できる柔軟な設計が特徴です。塗工方式は、ダイレクトコートや転写式、ダイヘッド式など、扱う材料や塗工条件に応じて複数から選択が可能です。

ロール幅の変更、乾燥炉の増設、各種コントローラーの実装といった豊富なオプションが用意されており、必要な機能を選択して自社の生産体制に合わせた装置を構築できます。研究開発向けの小型機から生産用の大型機まで、幅広いラインナップが揃っています。

引用元：サンクメタル公式HP（https://thank-metal.jp/products/plates/coatingmachine/）

標準的なダイレクトコート方式でありながら、多様な生産ニーズに対応できる高い拡張性を備えています。ロール幅は200mmから500mmの範囲で50mm単位で選択でき、製造する製品のサイズに合わせた導入が可能です。

オプションとして乾燥炉を最大4炉まで増設できるため、将来的な生産能力の増強にも柔軟に対応します。また、塗工ヘッドは交換式構造を採用しており、ダイヘッドやグラビアヘッドへの換装が可能です。

安定した品質での精密な塗工を実現するための機能が、標準およびオプションとして提供されています。標準で実装されているデジタル式クリアランス表示装置は、塗工厚に影響するロール間の距離を数値で精密に管理することが可能です。

オプションでEPC（蛇行修正装置）やテンションコントローラーを追加することで、搬送中の基材のズレや張力を制御し、より高い精度での塗工を実現します。

引用元：サンクメタル公式HP（https://thank-metal.jp/products/plates/coatingmachine/）

精密な塗工を安定して行うための機能が標準で充実しています。基材の搬送工程において、巻出しと巻取りの両方にテンションコントローラーが実装されており、基材の張力を一定に保ちます。

搬送中の基材のズレを自動補正する蛇行修正装置（EPC）も標準で備わっているため、塗工位置の精度維持に貢献します。

将来の生産計画や多様な塗工ニーズに対応できる高い拡張性を備えています。ロール幅は指定範囲内で選択できるほか、乾燥炉は最大4炉まで増設可能であり、生産能力の向上に柔軟に対応します。

オプションで接触式および非接触式の厚み測定装置を追加することで、製品の品質管理体制を強化できます。

CHECK

バッテリー試作を行っている企業・大学・研究機関
におすすめ

研究開発段階から試作、そして小・中規模の量産まで、事業の成長段階に合わせて設備を拡張していきたい企業に適しています。超小型の入門機から、乾燥炉の増設や多様なオプションに対応可能な中・大型機まで、幅広いラインナップが用意されています。

初期は小規模な設備投資で研究開発を始め、事業の進展に応じて、生産能力や機能を増強していくといった段階的な設備投資が可能です。

本サイトでは、基材別に適切なロールコーターを提供する企業を紹介しています。装置の導入や入れ替えを検討する際の参考にしてください。

公式サイトで導入事例の詳細を確認できなかったため、ロールコーターの開発事例を紹介します。

バッテリー試作を行う企業において、ロールコーターの塗工厚を安価かつ確実に確認したいという要望がありました。従来、塗工厚の測定は、乾燥後のワークをハンドパンチで切り抜いて行うのが一般的でしたが、手間がかかる上にワークの中央部分を測定できないという課題を抱えていました。

サンクメタルは、乾燥炉の出口でワークを打ち抜くオプション装置を開発。トムソン刃を使用し、治具の溝に沿って刃を任意の位置へ移動させることが可能です。これにより、これまで難しかったワーク中央部分のサンプル採取が容易になりました。

バッテリーの試作開発を行う企業では、コンマヘッドとダイヘッドの2種類の塗工ヘッドを使用できるロールコーターを求めていました。従来のヘッドユニット交換方式では、約50kgの重量があるユニットを複数人で交換する必要があり、作業負担やリスクが課題でした。

サンクメタルは一方のヘッドを使用しない際、装置内へ移動・格納できる機構を考案。重量物の交換作業そのものが不要となり、作業の効率化と安全性の向上を実現しています。

リチウムイオン電池の試作に必要な一連の装置を製造・提供しています。材料の攪拌からロールプレス、積層、溶接に至るまで、各工程に対応する装置を自社で手掛けており、電池試作に関する包括的な設備導入を支援することが可能です。

自社工場内にレンタルラボを設置し、顧客が装置を実際に試用できるサービスを提供しています。大規模な設備投資を伴わずに、電池の試作を行いたい企業や、購入前に性能を実機で確認したいと考える企業にとって有用な選択肢です。

一定期間のみの利用も可能であるため、期間限定のプロジェクトや評価試験といったニーズにも柔軟に対応します。