基材で選ぶロールコーターおすすめ3選|ロルコタ

小型(卓上型)

目次

現場のスペースが限られる企業担当者に向けて、小型(卓上型)のロールコーターを扱っているメーカーをご紹介します。(※掲載企業・製品は随時更新予定)

また、当サイトでは、塗工対象となる基材別におすすめのロールコーターも紹介しているので、基材特有の課題を解決したい方は次のページをご確認ください。

塗工対象となる基材別
おすすめのロールコーター3選

小型(卓上型)の
ロールコーター製品例

ファーネス

ファーネス
引用元:ファーネス公式HP
(https://furnace.jp/)

卓上片面ロールコーター

卓上片面ロールコーター
引用元:ファーネス公式HP
(https://furnace.jp/products/products03/)
省スペース設置と高精度塗工を
両立する卓上ロールコーター

デスクトップにすっきり収まる省スペース設計を実現。研究開発や試作ラインの限られたスペースでも容易に設置でき、作業スペースを圧迫しません。独自開発のロール機構とアクチュエータ駆動により、塗工のムラを抑えつつ高精度な塗工を自動で実行します。

タッチパネルでロール間隙や回転速度、塗布量を一括設定できるため、セットアップ時間を大幅に短縮。簡易着脱方式のロールやノズル構造により、洗浄やメンテナンスを短時間で完了し、装置稼働率を向上させます。

卓上片面ロールコーターの対応基材

フィルム、紙、不織布、金属シート、プラスチック基材など、多彩な基材への塗工に対応できます。耐熱性、耐薬品性、導電性などの特性を持つさまざまな塗工液を正確に塗工可能。薄膜化が求められる電子基材や光学フィルム、医療用フィルムなど、高度な機能性が必要な基材においても、均一な膜厚と高い再現性を発揮します。

卓上片面ロールコーターの主な用途
  • 研究開発フェーズの試作工程
  • 小ロット生産ラインの評価・品質安定化
  • 電子部品向け保護膜塗工
  • 医療用検査キット向けフィルム処理
  • 機能性塗料の試作・評価
  • 学術研究機関の基材評価・プロセス検証

ファーネスのロールコーターの詳細を見る

都ローラー工業

都ローラー工業
引用元:都ローラー工業公式HP
(https://www.miyako-roller.co.jp/)

卓上小型片面塗布装置

卓上小型片面塗布装置_イメージ
引用元:都ローラー工業公式HP
(https://www.miyako-roller.co.jp/precisioncoating.html#tabletop-small)
薄膜から厚膜対応と高精度制御を
両立する卓上小型片面塗工装置

薄膜(100nm)から厚膜(1mm)まで幅広い膜厚範囲に対応。ブラシレスモーターによるダイレクト駆動方式で回転ムラを抑え、ナチュラル方式およびリバース方式で塗工液特性を詳細に評価します。

ドクター(塗工液の余剰を除去し、膜厚を均一化する役割)、バックアップ、コンベアの各ロールを個別に制御できるため、基材特性に合わせた条件設定が容易。自動調圧ユニットやウェット膜厚測定装置などのオプションで拡張も可能です。

卓上小型片面塗布装置の対応基材

高機能フィルム(導電性フィルムなど)をはじめ、各種樹脂基板、金属、ガラス、セラミックといった硬質基材、抗菌塗工材など多彩な基材に対応。基材の硬度や表面特性に応じてロール間隙や回転速度を細かく調整できるため、薄膜から厚膜まで安定した塗工品質を実現し、研究開発から試作工程における基材評価を幅広くサポートします。

卓上小型片面塗布装置の主な用途
  • 新基材の塗工評価
  • 機能性薄膜の研究開発
  • 表面処理プロセス検証
  • 量産前の条件適性化
素材で選ぶ
ロールコーターおすすめ3選

ロールコーターは、扱う基材に応じて製品を選ぶことで、生産性やコスト削減の向上が可能。
ここでは、「PET/PP/PCの基材」「高粘度液を使う基材」「超薄膜が必要な基材」と主要な基材ごとにおすすめの製品を扱うメーカーを紹介します。

包装材・機能性フィルムなど
PET/PP/PCの基材

反り・収縮・ムラを抑えられる

ファーネス
製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • 包装材料
    業界
  • ラベル
    ステッカー
    業界
  • 機能性
    フィルム
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • 薄くて柔らかいため、乾燥中に収縮しやすい
  • 部位ごとの収縮差で反りやムラが発生しやすい
ファーネスなら解決できる理由
  • 業界でも珍しいμm単位のロール溝加工技術を保有。柔らかく反りやすい薄膜素材にも適切な溝形状を設計し、膜厚ムラを抑えた均一な塗布を実現
  • 張力・温度制御を備えたライン設計が可能。新設・既存の乾燥炉に両対応し、収縮や歪みを抑制
プリント基板・防振材など
高粘度液を使う基材

流れにくい液でもムラを減らせる

ヒラノテクシード
製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • 建材業界
  • 自動車部品
    業界
  • 電子部品
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • ローラーを回しても、液が固くて動かない
  • 自重でなじみにくい高粘度液により、膜厚ムラが出てしまう
ヒラノテクシードなら解決できる理由
  • 一般的に20,000 mPa・s程度が上限とされる中、最大50,000 mPa・sの高粘度液に対応した高トルク設計(※)で、接着剤やペーストでも安定搬送が可能
  • 液を加温して粘度を下げることで、粘りのある液体にも適切な流動性を与え、ムラなく塗布できる
タッチパネル・液晶画面など
超薄膜が必要な基材

静電気・異物によるムラを防ぐ

テクノロール
製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • ディスプレイ
    タッチパネル
    業界
  • 太陽電池
    二次電池
    業界
  • 光学
    フィルム
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • μm単位の薄膜のため、ほんのわずかなムラや歪みでもすぐ不良になる
  • 膜厚測定時の接触や静電気による異物付着で、欠陥や歩留まり低下に
テクノロールなら解決できる理由
  • 非接触膜厚センサーを搭載しており、触れずに厚み・ムラを詳細に測定可能。傷つきやすい基材でも表面に悪影響を与えることなく、品質を保てる
  • 静電気除去ロールによって、異物の付着を抑制し、不良発生を抑えて安定した歩留まりを実現
※通常、高粘度対応モデルの装置でも10,000〜20,000mPa・s程度が上限であることが多い。
ロールコーターのイメージ写真

基材で選ぶ

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