基材で選ぶロールコーターおすすめ3選|ロルコタ
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ロールコーターの塗装とは?効率化する仕組み

目次

ロールコーターの塗装の仕組みと基本構造

ロールコーターは、印刷技術を塗装に応用した装置です。回転するロールの表面に塗料を付着させ、コンベア上を流れる平面状の被塗物に転写します。

構成要素には、コーティングロール・バックアップロール・ピックアップロールなどがあり、コーティングロールが塗料を被塗物に塗りつけ、バックアップロールが被塗物を下から支えます。ピックアップロールは塗料パンから塗料を汲み上げ、コーティングロールへ供給する役割を担います。

各ロールの回転速度やギャップを調整し、塗膜の厚さをコントロールします。合板やハードボードなどの建材、鋼板といった金属板のように平面状の基材への塗装に適した方式です。UV塗料にも対応でき、紫外線硬化による乾燥ラインでも使われています。

スプレー塗装との違い

スプレー塗装は塗料を霧状にして吹き付ける方式です。被塗物に付着しなかった塗料は周囲に飛散し、塗料のロスにつながります。溶剤の揮発も多く、作業環境の悪化が課題になるケースがあります。

ロールコーターはロールで塗料を直接被塗物に押しつけるため、霧状にする工程がありません。塗料の飛散が少なく、スプレー方式に比べてロスを抑えられます。未使用の塗料はロール間を循環して再利用されるため、歩留まりの向上にもつながります。

コンベア搬送と組み合わせることで、連続的かつ高速な塗工に対応できます。手作業に依存していた塗装工程を自動化しやすく、省人化やライン全体の効率化を目指す現場に適しています。

ロール間のギャップ調整により、均一な膜厚を確保しやすい点もスプレー方式との違いです。建材や金属板の塗装では膜厚のばらつきが品質に影響するため、安定した膜厚管理を求める工程で採用されています。

ロールコーターの主な種類と建材・金属板への適性

ロールコーターには複数の方式がありますが、ここではダイレクト式とリバース式を解説します。

ダイレクトロールコーター

ダイレクト(ナチュラル)式は、ロールの回転方向と被塗物の進行方向が同じ方式です。薄い膜厚での塗装に適しており、トップコートやベースコートの塗装に使用されます。フローコーターと比べてさらに薄い塗膜を形成できますが、厚塗りには向いていません。建材表面の仕上げ塗装などに用いられています。

リバースロールコーター

リバース式は、ロールの回転方向が被塗物の進行方向と逆になる方式です。ダイレクト式より一度に厚い膜を均一に塗れるため、下塗りをはじめ幅広い工程で使用されています。鋼板の連続塗工ラインでも採用されています。

素材の表面に一定の平滑度が求められるほか、機構が複雑なため導入コストはダイレクト式より高くなる傾向にあります。建材(合板・ハードボード)や金属板(鋼板)のいずれにも対応できる方式です。

ロールコーター導入前に確認すべきポイント

ロールコーターは平面状の基材への塗装に向いた装置です。立体物や複雑な形状には対応が難しいため、塗装対象の形状確認が欠かせません。

リバース方式では素材の平滑度が仕上がりに影響します。ロールギャップの精度管理や、幅方向の膜厚偏差への対策も事前に検討しておくと安心です。塗工液の粘度や塗料の種類に応じた方式選びも重要なポイントになります。導入を検討する際は、メーカーへの相談やテスト塗工を行うことをおすすめします。

まとめ

ロールコーターは建材・金属板の塗装ラインにおいて、塗料ロスや飛散、手作業への依存といった課題に対応できる塗装方式です。自社の工程に合うか、まずはメーカーへの相談やテスト塗工で確認してみてはいかがでしょうか。

素材で選ぶ
ロールコーターおすすめ3選

ロールコーターは、扱う基材に応じて製品を選ぶことで、生産性やコスト削減の向上が可能。
ここでは、「PET/PP/PCの基材」「高粘度液を使う基材」「超薄膜が必要な基材」と主要な基材ごとにおすすめの製品を扱うメーカーを紹介します。

包装材・機能性フィルムなど
PET/PP/PCの基材

反り・収縮・ムラを抑えられる

ファーネス
製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • 包装材料
    業界
  • ラベル
    ステッカー
    業界
  • 機能性
    フィルム
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • 薄くて柔らかいため、乾燥中に収縮しやすい
  • 部位ごとの収縮差で反りやムラが発生しやすい
ファーネスなら解決できる理由
  • 業界でも珍しいμm単位のロール溝加工技術を保有。柔らかく反りやすい薄膜素材にも適切な溝形状を設計し、膜厚ムラを抑えた均一な塗布を実現
  • 張力・温度制御を備えたライン設計が可能。新設・既存の乾燥炉に両対応し、収縮や歪みを抑制
プリント基板・防振材など
高粘度液を使う基材

流れにくい液でもムラを減らせる

ヒラノテクシード
製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • 建材業界
  • 自動車部品
    業界
  • 電子部品
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • ローラーを回しても、液が固くて動かない
  • 自重でなじみにくい高粘度液により、膜厚ムラが出てしまう
ヒラノテクシードなら解決できる理由
  • 一般的に20,000 mPa・s程度が上限とされる中、最大50,000 mPa・sの高粘度液に対応した高トルク設計(※)で、接着剤やペーストでも安定搬送が可能
  • 液を加温して粘度を下げることで、粘りのある液体にも適切な流動性を与え、ムラなく塗布できる
タッチパネル・液晶画面など
超薄膜が必要な基材

静電気・異物によるムラを防ぐ

テクノロール
製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • ディスプレイ
    タッチパネル
    業界
  • 太陽電池
    二次電池
    業界
  • 光学
    フィルム
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • μm単位の薄膜のため、ほんのわずかなムラや歪みでもすぐ不良になる
  • 膜厚測定時の接触や静電気による異物付着で、欠陥や歩留まり低下に
テクノロールなら解決できる理由
  • 非接触膜厚センサーを搭載しており、触れずに厚み・ムラを詳細に測定可能。傷つきやすい基材でも表面に悪影響を与えることなく、品質を保てる
  • 静電気除去ロールによって、異物の付着を抑制し、不良発生を抑えて安定した歩留まりを実現
※通常、高粘度対応モデルの装置でも10,000〜20,000mPa・s程度が上限であることが多い。
ロールコーターのイメージ写真

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