基材で選ぶロールコーターおすすめ3選|ロルコタ
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ロールコーターとダイコーターの違いとは?

目次

塗布工程の設備導入において、ロールコーターとダイコーターのどちらを選ぶべきか迷っていませんか?本記事では、ロール方式と密閉型(ダイ)方式の基本構造から、塗工精度、対応粘度、液ロス、初期費用といった決定的な違いを比較。自社の課題に合わせた方式の選び方を分かりやすく解説します。

ダイコーターとは?密閉方式の基本原理

ダイコーターは、スリット状の開口部から塗工液を押し出して均一な薄膜を形成する「密閉塗工方式」を採用した装置です。塗料が外気に触れる部分が少なく、外部環境の影響を受けにくい構造となっています。

ダイ(ヘッド)と基材の間に適度な隙間(リップ・ギャップ)を保ち、内部の流路から必要な量の塗工液だけを直接押し出して膜を形成する仕組みです。

ロールコーターとダイコーターの違い

設備を選定するうえで重要となる「2つの方式の違い」について、4つのポイントから比較解説していきます。

1. 塗工精度・均一性

ダイコーターを用いた「ダイ塗工」は、10ナノメートルから数百マイクロメートルまで広範囲の厚みに対応し、「ロール to ロール工程において精密な塗工が可能な手法の一つ」とされています。

ロールコーターもナノオーダーの薄膜に対応できる高い精度を持ちますが、精密な厚み制御や連続生産での塗工安定性を求める場合は、密閉方式であるダイコーターが有利です。

※参照元:三ツワフロンテック(https://mitsuwa.co.jp/theme/roll-to-roll/

2. 対応粘度と汎用性

ロールコーターは低粘度から高粘度まで幅広く対応しやすく、汎用性に優れるのが特徴です。一方のダイコーターは、塗工される樹脂や基材、塗工厚みに応じた選定が求められます。

流体の特性に合わせて、内部形状も含めた事前の最適化が不可欠となります。

3. 液ロス(歩留まり)と塗料管理

ダイコーターは密閉環境で塗布を行うため、塗料の揮発や異物混入を防ぎやすい構造です。初期投入量も適量で済み、液ロスを抑えて歩留まり向上を期待できます。

対してロールコーターなどのオープン方式では、揮発や液残りのロスが生じやすい傾向にあります。

4. 初期費用(導入コスト)

ダイ方式は精密なヘッド構造や送液ポンプなどを必要とするため、設備全体が高価になりやすい傾向があります。ロール方式も大面積化に伴い装置が大型化するとコストはかさみますが、構造の違いからダイコーターに比べると導入費用を抑えやすいケースが多いです。

まとめ

適切な塗布工程を構築するには、それぞれの特徴をふまえたうえで自社の目的に合わせた方式を選ぶことが重要です。

導入コストを抑えつつ、多様な塗工液を扱う汎用性を重視するならロールコーターが適しています。一方で、初期費用をかけてでも高い塗工精度を実現したい場合や、高価な塗料の液ロスを減らして歩留まり向上を優先したい現場には、ダイコーターがおすすめです。

まずは自社の塗布工程が抱える課題(精度、液ロス、コスト等)を明確にしましょう。そのうえで、カタログ上のスペックだけで判断せず、実際の塗工液を用いた確認テストをメーカーと共に行うことが、導入を成功させる鍵となります。

素材で選ぶ
ロールコーターおすすめ3選

ロールコーターは、扱う基材に応じて製品を選ぶことで、生産性やコスト削減の向上が可能。
ここでは、「PET/PP/PCの基材」「高粘度液を使う基材」「超薄膜が必要な基材」と主要な基材ごとにおすすめの製品を扱うメーカーを紹介します。

包装材・機能性フィルムなど
PET/PP/PCの基材

反り・収縮・ムラを抑えられる

ファーネス
製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • 包装材料
    業界
  • ラベル
    ステッカー
    業界
  • 機能性
    フィルム
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • 薄くて柔らかいため、乾燥中に収縮しやすい
  • 部位ごとの収縮差で反りやムラが発生しやすい
ファーネスなら解決できる理由
  • 業界でも珍しいμm単位のロール溝加工技術を保有。柔らかく反りやすい薄膜素材にも適切な溝形状を設計し、膜厚ムラを抑えた均一な塗布を実現
  • 張力・温度制御を備えたライン設計が可能。新設・既存の乾燥炉に両対応し、収縮や歪みを抑制
プリント基板・防振材など
高粘度液を使う基材

流れにくい液でもムラを減らせる

ヒラノテクシード
製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • 建材業界
  • 自動車部品
    業界
  • 電子部品
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • ローラーを回しても、液が固くて動かない
  • 自重でなじみにくい高粘度液により、膜厚ムラが出てしまう
ヒラノテクシードなら解決できる理由
  • 一般的に20,000 mPa・s程度が上限とされる中、最大50,000 mPa・sの高粘度液に対応した高トルク設計(※)で、接着剤やペーストでも安定搬送が可能
  • 液を加温して粘度を下げることで、粘りのある液体にも適切な流動性を与え、ムラなく塗布できる
タッチパネル・液晶画面など
超薄膜が必要な基材

静電気・異物によるムラを防ぐ

テクノロール
製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • ディスプレイ
    タッチパネル
    業界
  • 太陽電池
    二次電池
    業界
  • 光学
    フィルム
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • μm単位の薄膜のため、ほんのわずかなムラや歪みでもすぐ不良になる
  • 膜厚測定時の接触や静電気による異物付着で、欠陥や歩留まり低下に
テクノロールなら解決できる理由
  • 非接触膜厚センサーを搭載しており、触れずに厚み・ムラを詳細に測定可能。傷つきやすい基材でも表面に悪影響を与えることなく、品質を保てる
  • 静電気除去ロールによって、異物の付着を抑制し、不良発生を抑えて安定した歩留まりを実現
※通常、高粘度対応モデルの装置でも10,000〜20,000mPa・s程度が上限であることが多い。
ロールコーターのイメージ写真

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