基材で選ぶロールコーターおすすめ3選|ロルコタ

ロールコーターは中古で導入できるか

目次

ロールコーターの導入や入れ替えにあたり、設備投資コストを抑えるために中古機の購入を検討する企業は少なくありません。しかし、中古機特有のリスクを把握しないまま導入を進めると、生産トラブルや想定外の費用負担を招く恐れがあります。

本記事では、中古機を検討する際のメリットや事前に確認すべきチェックポイント、新品との判断基準について詳しく解説します。

中古ロールコーターの主な購入・流通ルート

産業用機械の一種として、中古機械専門の販売業者やオークション形式の売買を通じて流通しています。ただし個体ごとに仕様や稼働状態が異なるため、購入前に確認すべき事項が増える点を押さえておくことが重要です。

中古ロールコーターの価格相場

中古市場では、取引数は限られるものの数十万円程度で流通している事例が存在します(※)。しかし、中古のロールコーターは個体差があり、明確な価格相場が定まっていないのが実情です。

実際の価格は、塗工方式(ナチュラル・リバース・グラビアなど)や乾燥炉の有無・数、稼働状態によって変動します。新品を検討する場合と同様に、具体的な費用感を把握するためには、対象の機体ごとに個別で見積もりや状態確認を行うことを推奨します。

※参照元:Yahoo!オークション公式HP/2026年7月調査時点
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search/ロールコーター/0/

中古ロールコーターを導入するメリット

中古機を導入するメリットは、新品に比べて初期の設備コストを抑えられる点にあります。また、すでに在庫として保管されている機体であれば、受注生産となる新品よりも短い納期で導入できる場合があります。試作や検証を目的とする場合や、小規模な生産ラインを構築する際などには、有効な選択肢となるでしょう。

中古導入で失敗しないためのチェックポイント

ロール・ベアリングなど可動部の摩耗状態

塗工の品質は、ロールの回転ブレやベアリングの摩耗状態に直接影響されます。稼働年数や見た目だけで判断するのではなく、ロールがブレずに回転し、均一な厚みで塗れる状態かを確認することが重要です。

メンテナンス履歴と稼働実績の確認

前にどのような環境(基材、塗工液の粘度や温度条件など)で使用されていたかによって、設備の劣化の進み方は異なります。メンテナンス履歴が残っていない場合は、消耗部品の交換時期や内部の傷み具合を客観的に判断しづらくなる点に注意が必要です。

部品供給・修理対応の可否

ロールコーターの運用現場では、「使い続けている設備の製造元が廃業しており、交換部品が手に入らない」という問題の発生が懸念されます。中古機を安価に入手できても、製造元が撤退している場合は故障時に部品を調達できず、修理不能となり生産ラインが停止しかねません。そのため、事前に部品供給やメーカーの修理対応が継続している機種であるかを確認しておく必要があります。

自社の塗布条件との適合性

ロールコーターは、塗布する基材(フィルムや紙、金属など)や塗工液の粘度、乾燥条件によって、求められる仕様(ロールの材質、溝加工、張力制御など)も多岐にわたります。

自社の生産条件に合わない中古機を導入すると、材料の反りやしわ、塗布ムラなどの不良を引き起こす要因になりかねません。その結果、製品ロスや手戻りによるコストがかさみ、想定外に総コストが高くなってしまう事態を招くリスクがあります。

中古と新品、どちらを選ぶべきか

本格的な量産ラインで長期的に安定稼働させたい場合は、自社の条件に合わせて設計された新品の導入を優先して検討するのが望ましいでしょう。一方で、試作段階や短期的な使用が前提であれば、状態のよい中古機も選択肢に入ります。稼働年数やメンテナンス体制、自社の塗布条件への適合度合いを総合的に比較して判断することが重要です。

まとめ

中古のロールコーターは、初期コストの抑制や納期の短縮といったメリットがある反面、部品供給の有無や仕様の見極めを誤ると、故障や品質不良によって想定外のコストがかかる恐れがあります。導入を検討する際は、機体の状態確認とあわせて、自社の塗布条件に合致しているかどうかを事前によく確認することが大切です。

本サイトでは、扱う基材別におすすめのロールコーターメーカーを紹介しています。ぜひロールコーター導入の参考にしてください。

基材別で選ぶ
おすすめのロールコーター3選

素材で選ぶ
ロールコーターおすすめ3選

ロールコーターは、扱う基材に応じて製品を選ぶことで、生産性やコスト削減の向上が可能。
ここでは、「PET/PP/PCの基材」「高粘度液を使う基材」「超薄膜が必要な基材」と主要な基材ごとにおすすめの製品を扱うメーカーを紹介します。

包装材・機能性フィルムなど
PET/PP/PCの基材

反り・収縮・ムラを抑えられる

ファーネス
製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • 包装材料
    業界
  • ラベル
    ステッカー
    業界
  • 機能性
    フィルム
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • 薄くて柔らかいため、乾燥中に収縮しやすい
  • 部位ごとの収縮差で反りやムラが発生しやすい
ファーネスなら解決できる理由
  • 業界でも珍しいμm単位のロール溝加工技術を保有。柔らかく反りやすい薄膜素材にも適切な溝形状を設計し、膜厚ムラを抑えた均一な塗布を実現
  • 張力・温度制御を備えたライン設計が可能。新設・既存の乾燥炉に両対応し、収縮や歪みを抑制
プリント基板・防振材など
高粘度液を使う基材

流れにくい液でもムラを減らせる

ヒラノテクシード
製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • 建材業界
  • 自動車部品
    業界
  • 電子部品
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • ローラーを回しても、液が固くて動かない
  • 自重でなじみにくい高粘度液により、膜厚ムラが出てしまう
ヒラノテクシードなら解決できる理由
  • 一般的に20,000 mPa・s程度が上限とされる中、最大50,000 mPa・sの高粘度液に対応した高トルク設計(※)で、接着剤やペーストでも安定搬送が可能
  • 液を加温して粘度を下げることで、粘りのある液体にも適切な流動性を与え、ムラなく塗布できる
タッチパネル・液晶画面など
超薄膜が必要な基材

静電気・異物によるムラを防ぐ

テクノロール
製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • ディスプレイ
    タッチパネル
    業界
  • 太陽電池
    二次電池
    業界
  • 光学
    フィルム
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • μm単位の薄膜のため、ほんのわずかなムラや歪みでもすぐ不良になる
  • 膜厚測定時の接触や静電気による異物付着で、欠陥や歩留まり低下に
テクノロールなら解決できる理由
  • 非接触膜厚センサーを搭載しており、触れずに厚み・ムラを詳細に測定可能。傷つきやすい基材でも表面に悪影響を与えることなく、品質を保てる
  • 静電気除去ロールによって、異物の付着を抑制し、不良発生を抑えて安定した歩留まりを実現
※通常、高粘度対応モデルの装置でも10,000〜20,000mPa・s程度が上限であることが多い。
ロールコーターのイメージ写真

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